月別アーカイブ: 2013年 11月

買換諸費用

交通事故に遭って車両が損壊した場合,車を買い換える方も多いと思います。

その場合,買換諸費用を賠償すべきかが争われることがあります。

 

加害者側からは,買い換えていない以上,買換諸費用は支払えない

という主張がよくされます。

 

確かに買い換えていない場合,買換諸費用の金額が確定的ではなく,

損害額具体的に発生していないとも考えられます。

裁判例においても,買い換えていない場合の買換諸費用の賠償を

否定したものがあります。

 

しかし,車両の買換えにはかなりのお金が必要であり,賠償金の

支払いを受けられなければ,買換え自体ができないという場合も

少なくありません。

その場合,被害者は,賠償金の支払いを受けるために買換諸費用を

賠償してもらうことをあきらめなければなりません。

そうすると,自己資金で車両を買い換えられない場合には,

実質的に買換諸費用の賠償は受けられないことになってしまいます。

被害者がきちんとした賠償を受けられるようにするためには,

買換前であっても,買換諸費用を含めた賠償を認めるべきだと思います。

 

立証手段としては,買換諸費用の見積もりを取るとか,中古車販売サイトの

買換諸費用の平均をとるとか,様々なものが考えられます。

それぞれ,費用,手間,信用性等異なりますので,その都度,適切なものを

選ぶといいと思います。

 

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国選刑事

今日は,国選刑事事件の公判があり,東京地方裁判所に行きました。

 

相変わらず,民事事件と異なり,刑事事件は傍聴人の方が沢山いらっしゃいました。

共同被告事件でしたので,一般の方の興味を引いたのかも知れません。

 

共同被告事件は,他の事務所の弁護士が共同被告人の弁護人となっていることが多いので,

他の弁護士の弁護のやり方等を見ることができ,勉強になります。

 

弁護士それぞれ弁護の仕方が異なるので,本当に面白いです。

 

今後も,国選刑事事件は,積極的に受けていきたいです。

車両価格

交通事故により車両が損壊した場合,加害者は,被害車両の車両価格を

賠償しなければなりません。

その場合,車両価格をいくらと考えるのが妥当かが争われることがあります。

 

一般的に,車両価格は,レッドブックにより算定します。

基本的な価格をもとに,車両の色や残車検期間等により修正をし,

具体的な金額を算定します。

 

これに対し,インターネットの中古車販売サイトにおける

中古車販売価格の平均等によって被害車両の時価額を算定することもあります。

 

中古車販売サイトにおける中古車販売価格は,レッドブックによって算定した

金額よりも高額になることが多いと思います。

 

被害車両の時価額の賠償を求める際には,中古車販売サイトでどの程度の価額で

取引されているかを確認したほうがよいと思います。

 

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