月別アーカイブ: 2015年 7月

人身事故への切り替え

交通事故は,人身事故と物件事故の2種類に区別されます。

 

人身事故として取り扱われているか,物件事故として取り扱われているかは,

交通事故証明書の右下の欄で確認できます。

 

そこでは,人身事故か物件事故かのいずれかが記載されている,もしくは,

人身事故か物件事故かのいずれかが丸で囲われているはずです。

 

交通事故証明書自体は,弁護士等に依頼して取得することもできますし,

ご自身で取得することもできます。

 

通常は,当初物件事故として取り扱われているため,人身事故として

取り扱ってもらうためには,人身事故への切替手続を行わなければなりません。

人身事故に切り替えるためには,医師等に診断書を作成していただき,これを

警察に提出する必要があります。

 

事故発生から余りに時間が経過していると,事実上,人身事故への切替えが

できなくなってしまうこともあるため,切り替えるのであれば,早めの手続をお勧めします。

 

 

交通事故証明書

交通事故が生じたことを証明する書類として,交通事故証明書があります。

 

交通事故証明書は,最寄りの警察署で申請書類を取得し,これに必要事項を

記入した上で,料金を振り込むことで取得できます。

 

これは,弁護士に依頼しなくても取得できますし,それほど難しい手続でも

ありませんので,ご自身で取得される方も多いと思います。

 

また,通常は,加害者側の任意保険会社も取得しますので,コピーであれば,

加害者側の任意保険会社に請求することで取得できます。

 

治療先

交通事故にあって怪我をした場合,治療のために通院をします。

 

交通事故の治療は,主に病院や整骨医・接骨院で行います。

通院先は,自由に選べるので,病院に行くでも,整骨院・接骨院に

行くでも,いずれでも構いません。

 

どのような治療がもっとも適切であるかは,怪我の内容や程度によって

異なりますので,通院先の治療が合わないと感じた場合には,他の

院での治療を試してみるのも一つです。

 

通院先の変更をすることが,その先の手続に支障を生じる場合もありますので,

通院先を変更する前に,弁護士等に相談することをお勧めいたします。

交通部

交通事故案件は,医学的知識の必要となる専門性の高い案件です。

また,案件の数も多く,毎年多数の案件が裁判となっています。

 

裁判所では,交通事故の案件に対応するため,一部の地域では,

専門部を設けて,特定の裁判官が,交通事故案件の対応にあたっています。

 

東京地裁では,民事27部が交通専門部として交通事故案件に対応しています。

東京地裁民事27部は,東京地裁の14階にあります。

当事務所の弁護士は,交通事故案件を多数扱っているため,頻繁に14階に行っています。