日別アーカイブ: 2017年5月1日

打切対応

交通事故により治療を受ける際,加害者側保険会社がいわゆる一括対応をしていることがあります。

 

治療開始から一定期間が経過すると,一括対応の終了,いわゆる打ち切りがされることがあります。

一括打ち切りがされそうになった場合,どのように対応するべきでしょうか。

 

一般的には,まずは,一括対応の延長交渉を行います。

これにより,一括対応が延長されることがあります。

一括対応が延長されない場合は,他の手段をとらなければなりません。

 

弁護士によっては,他の手段を提案しない場合もありますので,そのような場合には,他の弁護士に

セカンドオピニオンを求めるのも一つです。

 

一般的には,健康保険を使用して通院するといわれることが多いです。

健康保険を使用しての通院も一つの手段ですが,健康保険が使用できない場合もありますので,

注意が必要です。

健康保険法上,健康保険が使用できない場合が明示されていますので,この場合に該当すると,

健康保険は使用できません。

 

また,健康保険を使用したうえで,負担した治療費をどのように回収するか,というのも問題です。

 

回収方法は複数の手段が考えられますが,それは,また別の機会に。