カテゴリー別アーカイブ: 交通事故

車両価格

交通事故により車両が損壊した場合,加害者は,被害車両の車両価格を

賠償しなければなりません。

その場合,車両価格をいくらと考えるのが妥当かが争われることがあります。

 

一般的に,車両価格は,レッドブックにより算定します。

基本的な価格をもとに,車両の色や残車検期間等により修正をし,

具体的な金額を算定します。

 

これに対し,インターネットの中古車販売サイトにおける

中古車販売価格の平均等によって被害車両の時価額を算定することもあります。

 

中古車販売サイトにおける中古車販売価格は,レッドブックによって算定した

金額よりも高額になることが多いと思います。

 

被害車両の時価額の賠償を求める際には,中古車販売サイトでどの程度の価額で

取引されているかを確認したほうがよいと思います。

 

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労災と健康保険

交通事故により怪我をした場合の治療費の支払のときに,

労災保険を使うのか,それとも健康保険を使うのか,

ということが問題になることがあります。

 

労災保険が使える場合に健康保険を使おうとすると,

「労災が使える場合は,健康保険は使えません。」と言われることがあります。

健康保険法上,そのように定められているためです。

 

ところが,じゃあ,労災を使おう,と考えて労災の申請をしようとすると,

「労災は使えませんので,健康保険を使用してください。」

と言われることがあります。

 

一体,どうしたらよいのか?

そもそもなぜこのようなことが起こるのでしょう。

 

治療費の支払いは,原則として,症状固定のときまでとされています。

そのため,症状固定後は,労災保険によって治療費の支払いを行うことは

できないことになります。

労災保険の申請の際に,「保険会社から症状固定と言われて,治療費の支払いを

してもらえなくなった。」と説明してしまうと,労災の担当者は,すでに症状固定

になっていると判断し,「労災は使えない。」と説明することがあるのです。

 

この場合でも,きちんと状況を説明することで,労災保険が使える場合があります。

交通事故の被害者の方が,自分で状況説明をすることもできますが,弁護士に頼んだ

方がスムーズに手続が進められると思います。

 

まずは,気軽に弁護士に相談してみてください。

 

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